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それがヒロイック

by おたかな

私は将来どんな職業につきたいのか、まったくわからない。
どうやって働いているのかまったくイメージがつかない。
いや、正確に言うとどんな職種についている自分もありありと想像ができる。

雑誌の記者をしている自分、ガラス細工の工房で修行をしている自分。きっと前者はキャリアウーマンのようになってパンツスーツを着てつかつかと都内を歩く。格好はついている。仕事にやり甲斐を感じていて帰宅は遅いものの、なんだかんだ暮らしも穏やかに保たれる。

そしてきっと後者は黙々と透明なものに向き合って、ああでもないこうでもないと独り言を言っては結局自分の作品にすべて名前をつけたりして、手放すのが惜しくなる。(けど結局は売る。)

おもちゃのがちゃがちゃに絡めたプロダクトも思いついた。ヒットしたらそれでご飯が食べていけたりしないかな。保護猫達のお見合い写真を撮るサービスを始めてもいいな。でもそれは休日に無償でやろうかな。私は綺麗好きだからオフィスの清掃でもきっとそれなりに楽しくやっていけそう。周りはおばさんが多いのかな、仲良くやれたらいいな。お散歩好きだしポスティングの仕事も楽しめそう。いっぱいは歩けないから原付がいい。私は街並みっていうものに飽きない。調理師免許があったら食堂でご飯作ってもいいな。カフェを自営するのも憧れる。

どんな仕事だってやる。

ただ、私納得がいかないものは売れないし、作れないし、宣伝もできない。納得がいかないことに私の時間は使えないし、こだわることなんてもってのほかだ。

巡り巡って社会のためになってくれ。私の使う時間がどこかの誰かのやる気や笑顔に繋がってくれ。そのやる気や笑顔が社会の空気に混じっているんだと思わせてくれ。さえすればいい。

巡り巡ってそれが社会のためになるならどんな仕事だっていい。
巡り巡るその道筋を、どんな場所にいても私は想像できるから。

それがヒロイック
2017.5.31


おたかな
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