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バニラとラムレーズン。

by おたかな

ー全部を比喩で書いてみたので、アイスの話じゃありません。本当は別の何かの話で、ウザウザの実の能力者のウザいお遊びです。ー


バニラとラムレーズン。

今私バニラとラムレーズンの境目にいるの。

もともと私バニラが大好きでね、アイスといえばだいたいバニラ。今までイチゴがいいなとかチョコもいいななんて思ったことなんてほとんどなかった。だってバニラは白くて甘くて広い香りもあって。アイスのまっすぐど真ん中。ごまかしも効かない素直な世界。


でも21歳おとなの私は、最近ラムレーズンの味を知ってしまいまして。

背伸びしているつもりはないのだけど。なんで苦いの、なんで波模様が入ってるの、なんで白より少し深い色をしてるのって今までバニラ一択だった私には到底理解が及ばないことばっかり。でもそのおとなな味に惑わされてる。ラムレーズンはブランデーの香りで、近付きすぎたら酔っちゃいそうだ。少し弱ったらツンってきそう。


でもあれなの、アイス屋さんで一番売れるのはバニラなんだって。ラムレーズンを買いに行って、ラムレーズンがないとき人はバニラを買って帰るから。逆にバニラを買いに来た人はバニラがないと帰るんだって。

ラムレーズンでは代わりにならない需要がバニラあるんだって。だからバニラがあるという安心感。それってとてもありがたいことなはずなんだ。


でも、遊んで帰った夜にオレンジ色の電気の下で音楽を流しながら食べるのは、絶対にラムレーズンがいいんだ。ラムレーズンがいいんだ。深夜のコンビニにはあったりなかったりするんだけど。バニラに代えられない夜もあるのかも。

夜だからだね。

バニラとラムレーズン。
2017.4.30

夜は短し恋せよ乙女。
ガトーショコラに恋をした。
2017.5.22  追記



おたかな
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