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それを無視しないこと。

by おたかな

自分の言葉を自分で嘘くさいと思う。
むしろ自分の言葉が世界で一番嘘くさいんじゃないかと思う。

誰かの言葉は信じられても自分の言葉は嫌気がさすほど嘘くさい。

「輝け、踊れ。」とかいい事風に言った私は、実は親友のあいつのことをいつも少し臭いなって思ってるし、今日は少し体調が悪かっただけで「またパパバスタオル2階に置きっぱなし。」といつもの愚痴を吐く母に「私に言うな。」と苛立った。

あいつの臭さがオーラを放つように周囲に輝いても困るし、母が不憫なシンデレラが魔法をかけてもらえた時のように踊ってもきっと少し困る。50歳を過ぎてシンデレラかときっと少し困る。

そういう自分を本当は知ってて、優しい言葉を吐こうとする度に「何言ってんの?」と思う。

それを無視しないこと。
疑って、その差を埋めること。
努めて冷静に「じゃあどうすればいい。」を考える。

いい人になりたい。
冴えない気持ちを、晴れない朝を減らしたい。
「何言ってんの?」
聞こえる声を卑屈になって無視しないこと。
疑って、その差を埋めること。
「じゃあどうすればいい?」
そう言うだけでとりあえず前を向ける。

悪いことじゃないんだと思う。
エネルギーがあるなら生き急げばいい。
考えすぎればいいと思う。

人一倍みんなより早く走って、「こっちじゃないかも!?」とか笑いながら走って戻って来る。なにもよくわかっちゃいないのに先を生き急ぐって無邪気で輝いた子供の姿だと思った。

誰かの言葉は信じられても自分の言葉は嫌気がさすほど嘘くさい。
きっと私の信じられる言葉は、そういう若さを過ごした大人がそうでさえ迷いながらこぼしてきた生きた言葉なんだと思う。

だから私だって今日も。
「何言ってんの?」
それを無視しないこと。
疑って、その差を埋めること。
「じゃあどうすればいい。」

次のフェーズに行きたいんじゃ。

それを無視しないこと。
2017.1.19


おたかな
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